Google デジタルワークショップ -DAY20- スマホの可能性について

学習メニュー:携帯電話(スマホ)の可能性について

スキル:(a)モバイルマーケティング, (b)見込み顧客の発掘

外出中のウェブ閲覧が日常の一部となった今、携帯電話向けウェブサイトの構築はビジネスにとって重要です。携帯電話向けウェブサイトとアプリの違い、携帯電話向けSEO、あなたのビジネスの目標にあったモバイル マーケティング方法の選び方について学びましょう。

この学習メニューはレッスン3部構成となっています。
① 携帯電話の進化
② 携帯電話向けのウェブサイト構築
③ 携帯電話向けのウェブサイトとアプリの違い

レッスン① 携帯電話の進化

学習のポイント


携帯電話の進化に、お店も対応していく必要があります。 
・携帯電話の利用の変化
・携帯電話でできること
・携帯電話をビジネスに活用する方法

説明

携帯電話をビジネスに活かす方法について

初めて携帯電話で通話が行われたのは1973 年です。その11年後の1984 年に本当に持ち歩くことができる携帯電話が発売されました。それはモトローラという企業が開発したもので価格はなんと75万円でした。

それ以降、携帯電話は劇的に進化しました。サイズは小さくなり、機能は拡大し、現在では生活になくてはならないものになりました。携帯電話は単に通話だけではなく、ウェブサイトの閲覧、メールのチェック、写真撮影、GPS機能、ソーシャルメディアへの投稿など多くのことができるようになりました。

携帯電話は過去数十年で大幅に進化しており、将来的にはさらにたくさんのことができるようになるでしょう。2015 年に携帯電話の利用者は、世界の人口の 1/4 弱に達する見込みです。また、2018 年までには、携帯電話は全人口の1/3 を超える人々が利用すると考えられています。人数にして、なんと 25 億人以上です!携帯電話は非常に便利なため、利用時間が長くなるのは当然のことです。

2015年の日本における18歳以上の携帯電話の平均的な利用時間は1日当たり1時間49 分にのぼります。これは携帯電話の利用時間がついにパソコンの利用時間を超えることを意味します。現在では多くの人がテレビを見ながら携帯電話を使っています。これはあなたのビジネスにとってどのような意味を持つでしょうか。

携帯電話の急速な普及に対応するために、まずは携帯電話に対応したウェブサイトを作りましょう。例えばあなたが地域に根ざした水道業者としましょう。携帯電話をどのように利用したらより多くの見込み客を獲得できるでしょうか?ウェブサイトへの訪問を促す広告を地方紙に掲載するといった方法でしょうか。

携帯電話対応のウェブサイトに、初めてのお客様限定の 20% 割引のクーポンを掲載することもできます。また簡単に電話をかけられるようにページ上部に電話発信ボタンを設置することも可能です。

実践

あなたの 1 日当たりの携帯電話の使用時間を計測してみましょう。メールや通話、写真撮影など、携帯電話でどのようなことに時間を使っているでしょうか?


レッスン② 携帯電話向けのウェブサイト構築

学習のポイント


現在、多くの人が携帯電話を使ってさまざまな情報を検索しています。企業はこの携帯電話の普及に対応していく必要があります。
・携帯電話からの検索
・ウェブサイトを携帯電話に対応する方法
・携帯電話向けの SEO

説明

携帯電話向けのウェブサイト構築について

早速、始めましょう。ある朝、あなたはキッチンの流し台が詰まっていることに気がつきました。今夜は友人が訪ねてくる予定なので、今日中に直してもらう必要があります。しかし、今あなたは外出しなければならず外でタクシーを待たせています。

そこで携帯電話を手にタクシーに飛び乗り近所の水道業者を検索しました。検索結果にはアパートの近くのお店がいくつか表示されていて、そのうちの1軒はクリックするだけで電話がかけられる機能が使われていました。もうすぐ駅に着くところだったので、この機能を利用して電話をかけ夜までに修理に来てもらうことにしました。

これはいかに多くの見込み客が携帯電話を利用しているかを示す良い例です。外出先で検索をする場合はすぐに結果が知りたいものですキーワードを入力すれば今いる場所での最適な検索結果がすぐに表示されることが大切ですまた、検索結果では携帯電話に対応しているウェブサイトを優先的に表示します。では、あなたのウェブサイトを携帯電話に対応するにはどうすればよいのでしょうか。まず「レスポンシブ デザイン」と呼ばれるウェブサイトを作ってみましょう。

レスポンシブ デザインとは、閲覧者の画面のサイズに応じて調整を行う技術です。レスポンシブデザインではパソコン用と携帯電話用に別々のウェブサイトを作成する必要がなく手間を大幅に減らすことができます。ウェブサイトは、携帯電話の非常に小さな画面から閲覧されるかもしれません。

文字は読みやすくボタンはクリックしやすいものにして使いやすいウェブサイトにしましょうお客様が直感的に操作できるようにすることが大切です。例えば、水道業者の例では電話発信ができるボタンがありました。携帯電話での検索結果で非常に重要となるのがウェブサイトの表示速度と使いやすさです

ウェブサイトの表示速度は、使われている画像やファイルの大きさなど多くの要素に影響されます。表示速度が速いほうがお客様が使いやすいと考えられます。一般的にウェブサイトが多くの人にとって使いやすければ検索結果で上部に表示される可能性も高くなります。例えば、携帯電話では閲覧できない内容が含まれている場合、利用者が使いにくくなってしまいます。このようなことがおきないようにGoogleが無料で提供しているモバイルフレンドリーテストを利用して、携帯電話への対応度を確認することも可能です

実践

参考リンクからあなたのウェブサイトが携帯電話に対応できているか調べてみましょう。
結果を元に、あなたのウェブサイトを改善しましょう。


レッスン③ 携帯電話向けのウェブサイトとアプリの違い

学習のポイント


多くの企業が携帯電話向けのウェブサイトだけでなくアプリの活用を始めています。 
・携帯電話向けウェブサイトとアプリの違い
・アプリ特有の利点

説明

携帯電話の普及をビジネスへ活かす方法は 携帯電話対応のウェブサイトを作ることだけではありません。見込み客を対象としたアプリを作成する企業が増えています。今回は、携帯電話用ウェブサイトとアプリの違いを説明します。

携帯電話用ウェブサイトは、内容はパソコン用のウェブサイトとほぼ同じですが、小さい画面でも見やすいように作られています。誰でも携帯電話からウェブサイトへ訪問すれば閲覧することができます。一方、アプリは携帯電話にダウンロードして使います。

通常、アプリはウェブサイトでは簡単に利用できない機能を提供していて、カメラや GPS 機能などの携帯電話の機能と統合されていることが多いです。アプリにはたくさんの利点があります。例えば、あなたが映画館で働いていると想像してください。そこで携帯アプリを作成してチケットの売上を伸ばすことにしました。利点の1つはアプリを使用していないときでも携帯電話にメッセージを送信できることです。これは、「プッシュ通知」と呼ばれています。これを利用して、最新の映画が公開されたときにお客様にメッセージを送信したりクーポンを送ることができます。また、ポイントカードとして利用することもできます。お客様はアプリを使って映画を見たり売店でポップコーンを購入したりするたびにポイントを獲得できるのです。決済機能を追加すると、お客様はアプリで簡単にチケットを購入できるようになります。その後、携帯電話のGPS機能を利用し、映画館までの道順を表示することもできるのです。

どんなビジネスでも活用できる可能性が高いため、独自の携帯アプリ開発は広告宣伝に効果的です。携帯アプリは、お客様のブランドを好きになるきっかけにもなります。お店が積極的にお客様とコミュニケーションを取ることにより、お客様が携帯端末から商品を購入する可能性が高くなるかもしれません。携帯アプリの作成には、プロのアプリ開発者に依頼をするか、自分で簡単にアプリを作成できるサービスを利用することも可能です。

実践

あなたの会社は、携帯電話向けのウェブサイトとアプリを持っていますか?実際に携帯電話からあなたのウェブサイトが使いやすいかどうか確認してみましょう。あなたの会社がアプリを持っていない場合には、お客様のためにアプリでどのようなことができるか考えてみましょう。

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