Google デジタルワークショップ -DAY19- ソーシャルメディア②

学習メニュー:ソーシャルメディアの活用方法(ソーシャルメディア 第2章)

スキル:(a)コンテンツマーケティング, (b)ソーシャルメディアマーケティング(SMM)

ソーシャルメディアの計画的な運用をすることで、時間と労力を大幅に節約できます。効果的なソーシャルコンテンツの種類、ソーシャルでの広告活動の意義、今後のコンテンツ展開に役立つ成果の測定などについて学びましょう。

この学習メニューはレッスン4部構成となっています。
① ソーシャルメディアを長期的に運用する方法
② ソーシャルメディアの有料広告
③ ソーシャルメディアの効果を測定する方法
④ ソーシャルメディアの落とし穴

レッスン① ソーシャルメディアを長期的に運用する方法

学習のポイント


ソーシャル メディアを始めると、計画的に運用することの大切さに気がつくでしょう。 
・ソーシャル メディアの計画を立てることの利点
・計画的な運用に役立つツール

説明


ーシャル メディアを長期的に運用する方法について

既にソーシャル メディアを利用している方は運営の大変さをご存知かと思います。すべての情報を最新の状態に保ち、多数のソーシャルメディアでお客様の興味を引く投稿をし続けることはとても大変です。そのため、どのような内容を、いつ、誰が、どのソーシャル メディアで投稿するかをしっかり計画することが大切です

投稿内容を作るための時間を確保するのは難しいことですが、あなたのページがずっと更新されないままになったり投稿の質が下がったりするとお客様への印象が悪くなってしまう可能性もあります。効果的にソーシャルメディアを運用するために、半年から1年先までの計画を立てましょう

古着屋を例にとって考えましょう。大規模なファッションショーの時期や、新学期や年末年始などの買い物シーズンを考慮に入れてスケジュールを立てます。投稿頻度にかかわらず、スケジュールを組むことで投稿内容に一貫性を持たせることができます

投稿内容と日時を検討したら、どのソーシャルメディアを使うかも考慮にいれましょう。例えば、新たに入荷した服の写真を共有する場合は、Instagram や Pintarest などの写真共有サービスが良いでしょう。一方で、お得意様に特別な情報を提供したい場合には、Facebook や Google+ など、お客様と交流しやすいサービスが向いています。

次に、誰が投稿するかも考えましょう。各作業の担当者を決めることで、計画通りに進めやすくなります。ソーシャルメディアの運営は大変な仕事ではありますが、カレンダーで日程を決め、半年先までの投稿をあらかじめ設定する仕組みも提供されています。フートスイートなどの、ソーシャルメディアを管理するサービスを使えば、投稿を事前に準備できるようになります。どのソーシャル メディアに投稿するかを決定し、社員で協力し合いながらソーシャルメディアを管理するサービスを利用して、ソーシャルメディア上に書かれたお客様の意見を集めることも可能です。自社が伝えたいメッセージを一方的に発信する場ではなく、お客様の意見を取り入れることを忘れないようにしましょう

ソーシャルメディアを有効活用するためには、計画をしっかり立てることが大切です。計画を立て、お客様の声を取り入れながら、ソーシャルメディアを広告宣伝活動に活かしていきましょう。

長期運用のための4ステップ
1 ソーシャルメディアの計画をたて、成果測定の方法を決定する
2 最も適したソーシャルメディアでプロフィールを作成する
3 反響を追跡するためにソーシャルメディアを管理するサービスに登録する
4 主なイベントに合わせて自動投稿するための原稿を準備する

実践

ビジネス全体の目標を踏まえて、ソーシャル メディアの計画を立てましょう。計画を立てる際には、何を、どこで、いつ、誰が、どのような理由で行うかを明確にしましょう。


レッスン② ソーシャルメディアの有料広告

学習のポイント

インターネット上で特定の見込み客にアピールしたい場合は、ソーシャルメディアの有料広告を活用しましょう。 
・特定の見込み客に訴求する方法
・ソーシャルメディアの有料広告の活用方法

説明

ソーシャルメディアの有料広告について

多くのソーシャルメディアは、具体的に絞り込んだ見込み客に対してメッセージを発信できる有料広告を提供しています。あなたが古着屋を経営しているとしましょう。あなたのお店のお客様には特定の顧客層が多い事に気がつきました。例えば、20 歳から 35 歳の女性だとしましょう。この顧客層を対象に広告を掲載できたら効果的だと思いませんか?

ソーシャルメディアは登録者に関する情報を持っているので、このような広告を掲載することが可能です。例えば、Facebook や Google+ では、多くの人が自分のページに年齢や性別を記載しています。

しかし、20 歳から 35 歳のすべての女性が古着に興味を持つわけではありません。このような場合、ソーシャル メディアでは対象者をさらに絞り込み特定のブランドに関心を持つ 20 歳から 35 歳の女性とすることもできます。または過去に古着に関する投稿を行ったことがある人を対象者にすることも可能です。また、特定の地域を対象とした広告を掲載することもできます。ソーシャル メディアを活用していて、特定のブランドに関心がある横浜市内の 20 歳から 35 歳の女性を対象に広告を掲載できるのです。

一般的に、ソーシャルメディア上でお店の知名度を上げることは時間のかかる作業です。早く広めるためには、有料広告が有効です。例えばTwitter であなたをフォローしていない見込み客にアピールしたい場合「プロモツイート」を試してみるのも 1 つの方法です。これは、過去に古着についてツイートしたことのある人や、特定のブランドをフォローしている人などにあなたの投稿を表示できる機能です。そうすれば、多くの人にも投稿を読んでもらうことができお店をフォローしてくれる人を増やすことができるかもしれません。
対象者を絞り込み、たくさんのお客様にあなたのお店を知ってもらいましょう。

実践

あなたの見込み客に人気のありそうなソーシャル メディアを見てみましょう。どのような有料広告が表示されていますか?その広告枠は、あなたも活用できそうでしょうか?


レッスン③ ソーシャルメディアの効果を測定する方法

学習のポイント

ソーシャル メディアの効果を把握することは、とても大切です。 
・ソーシャル メディアの管理画面での分析方法
・ソーシャル メディアからの見込み客の分析

説明

ソーシャル メディアの効果を測定する方法について

さて、それではあなたがお店のために Facebook、 Twitter、など複数のソーシャル メディア を運営していると考えましょう。

まずは、ソーシャル メディアの機能を見てみましょう。管理画面を見ると、一番人気のあった投稿や、あなたのページを見ている人に関するレポートなどの情報が閲覧できます。
しかしすべてのソーシャルメディアでそれぞれのレポートを確認するのは時間がかかります。このような場合には、ソーシャルメディアの管理ツールを利用するとまとめて確認できるようになります。

他にも ソーシャル メディア上で、あなたのお店や競合他社に関する投稿など、特定の話題を検出できるサービスもあります。しかし、それらのサービスはソーシャル メディア上で起こっていることしか測定できません。では、あなたの投稿から、何名のお客様が実際に ウェブサイトへ訪問したかを知りたい場合はどうすれば良いでしょうか?

そのためには「Google アナリティクス」など、ウェブサイトの分析ができる別のサービスが必要となります。「Google アナリティクス」を使えば、Facebook やTwitter からの訪問者が実際に問い合わせをおこなったかまた商品を購入したかどうかまで把握できます。このようにして、ソーシャル メディアでの活動がどのくらい効果を発揮しているか知ることができます。分析結果を確認し、ソーシャル メディア戦略を改善し続けましょう。

実践

あなたが利用しているソーシャル メディアでは、どのようなレポートを閲覧できるか確認してみましょう。レポートの情報を元にソーシャル メディアの運用を改善しましょう。


レッスン④ ソーシャルメディアの落とし穴

学習のポイント


ソーシャルメディアは使い方を誤ると、逆効果となる可能性もあります。 
ここでは、ソーシャルメディアの注意点についてお話しします。
・ソーシャル メディアの投稿内容
・複数のソーシャル メディアの運用

説明

ソーシャル メディアの落とし穴について

ソーシャル メディアを活用する上で覚えておかなくてはならないことは、ソーシャル メディアはあなただけのものではないということです。お客様は、営業トークを目にするためではなくニュースや面白い動画などを共有するためにソーシャルメディアを利用しています。ソーシャルメディアであなたのお店をフォローしてくれる人は、すでに関心を持っているという点に注意してください。あせって売り込む必要はないのです

例えば、あなたが文房具屋を経営している場合、新商品についての情報や、次のセール情報などお客様が興味を持ちそうな情報を伝えましょう。お客様に商品を押しつけるのではなく、お客様の声を聞く姿勢が大切です。コメントをいただいた場合は丁寧に回答しましょう。たとえ苦情だった場合でも、誠意をもって対応し、あなたの丁寧な対応を知ってもらう新たな機会にしましょう。

次の落とし穴は、たくさんのソーシャル メディアに手を広げすぎることです。複数のソーシャル メディアを利用することで、お客様と交流する機会は広がりますが、その分管理する時間も増えてしまいます。対応可能な範囲で取り組むことが大切です何か月も更新されていないページを目にすることがありますが、これも失敗の一例です。お客様に、あなたのお店はもう営業していないのではないかという印象を与えることが無いよう、魅力的な投稿を発信し続けるようにしましょう

最後に、実際の効果を測定することも忘れないでください。人気の投稿を知ることでお客様の理解にもつながります。

これらの落とし穴に注意することで、ソーシャル メディアを活用して、順調に成果を上げることができるでしょう。

実践

ソーシャル メディアで、あなたの好きなブランドの投稿を確認してみましょう。効果的な運用がされているでしょうか?また動画内で紹介したミスをしていないでしょうか?

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