Google デジタルワークショップ -DAY10- ディスプレイ広告①

学習メニュー:ディスプレイ広告の始め方(ディスプレイ広告第1章)

スキル:(a)ディスプレイ広告, (b)見込み顧客の発掘

ディスプレイ広告と検索連動型広告を組み合わせることで、オンラインでの存在感を最大限活かすことができます。ディスプレイ広告と検索連動型広告のメリット、それぞれの違い、適切なユーザー層の特定とターゲティングについて学び、広告キャンペーンを正しく構築するスキルを身につけましょう。

この学習メニューはレッスン3部構成となっています。
① ディスプレイ広告について
② 検索連動型広告とディスプレイ広告の違い
③ ディスプレイ広告の運用方法

レッスン① ディスプレイ広告について

学習のポイント


ディスプレイ広告を活用すれば、特定のウェブサイトを閲覧している人に、あなたのお店を訴求できます。 
・ディスプレイ広告とは何か
・ディスプレイ広告の仕組み

説明

ディスプレイ広告について

インターネット上のいたるところで、広告が表示されていることはご存知ですか?画像の広告もあれば、文字のみの広告や動画を使用している広告もあります。このような広告は「ディスプレイ広告」と呼ばれています。今回は、その意味、仕組み、そしてどのように見込み客を引きつけるかを説明します。

ディスプレイ広告は、看板、印刷物、テレビ コマーシャルのインターネット版と考えて良いでしょう。広告を表示する場所は、看板やテレビ番組ではなく、インターネット上です。ディスプレイ広告の特長は、あなたのビジネスの見込み客に絞って広告を表示できることです。

例えば、あなたは映画好きで、映画情報をまとめたウェブサイトを作ったとします。それを宣伝する方法を考えましょう。映画館のウェブサイト、有名映画の公式サイト、映画好きが集まる掲示板など、あなたのサービスを好きになりそうな人が集まるウェブサイトを考えてみましょう。こうした見込み客がいるページが広告を掲載すべき場所となります。

もちろん映画好きの人が常に映画に関するウェブサイトを見ているわけではありません。しかしディスプレイ広告を利用すれば、映画に関心のある人が、天気をチェックする、ニュースを読む、ブログを見る、その他のウェブサイトを見るなど映画と関係のないウェブサイトを閲覧しているときにもあなたの広告を表示できるのです。

ディスプレイ広告を活用すると、企業はインターネットのいたるところで見込み客と接点を持つことができます。例えば、映画サイトを作ったばかりの場合、その存在を広める必要がありますが、ディスプレイ広告を利用すれば見てほしい人に広く伝えられます。

ディスプレイ広告の用途は、ウェブサイトの存在をアピールするだけではありません。あなたのウェブサイトの訪問者数を増やして、興味を喚起したり、会員登録をしてもらうためにも役立ちます。例えばあなたのウェブサイトにアクセスしたものの、メールマガジンには登録していない人を対象に広告を表示するのも良いでしょう。彼らがニュースを閲覧しているとき、天気をチェックしているとき、または動画を視聴しているときなどに、魅力的な特典を紹介した広告を表示しメールマガジンへの登録を促すことができるのです。

特定のターゲットがすでに集まっている他の人気ウェブサイトに広告掲載を依頼しても良いかもしれません。今回は、ディスプレイ広告についてお話ししました。たくさんの場所に広告を掲載することができるディスプレイ広告を活用してみましょう。

実践

あなたのよく見るウェブサイトにアクセスし、そこに表示される広告を確認してみましょう。広告主がなぜそのウェブサイトや、あなたをターゲットに広告を表示しているのか考えてみましょう。

参考リンク:Google ディスプレイ ネットワーク

レッスン② 検索連動型広告とディスプレイ広告の違い

学習のポイント

検索連動型広告とディスプレイ広告は、どちらも「新規顧客の発見」「ビジネスの成長」の両方に役立ちますが、それぞれ仕組みが異なります。 
・検索連動型広告とディスプレイ広告の仕組み
・広告が表示される場所
・広告のデザインの違い

説明

検索連動型広告とディスプレイ広告は、オンライン広告の中でも人気のある広告です。
今回はこの 2 種類の広告を活用するためにそれぞれの違いについて説明します。

あなたは今話題の映画を見てきたところで、他の人の批評を見たいと考えています。そこで検索エンジンを開き「映画 口コミサイト」と入力します。この場合、検索者自身は自分が何を求めているか明確に理解し、検索しています。このように検索連動型広告では何かを積極的に探している見込み客に広告を表示することができます。広告主はユーザーが検索したキーワードに応じて広告を表示します。映画に関する最新情報を検索している人は映画情報サイトに興味を持つ可能性が高いため広告を表示する最適なタイミングです。

一方、ディスプレイ広告の仕組みはこれとは異なります。ディスプレイ広告の対象者は、必ずしもあなたに関連のあるビジネスを検索していたり、あなたが提供する商品やサービスに関心を示しているとは限りません。ディスプレイ広告は、看板や雑誌広告に相当するものです。対象者は積極的にあなたの商品やサービスを探しているわけではありませんが、看板を置く場所や広告を出す雑誌を選択することは可能です。それによって、あなたのビジネスに関心を持つ可能性のあるお客様に広告を見てもらうことができます。

あなたが映画の情報サイトのオーナーだとすると、映画に関するブログを閲覧している人や映画館の場所を調べている人があなたの見込み客となりえます。このことから、インターネット上であなたの「看板」を表示すべき場所は映画ブログや映画館のウェブサイトになると考えられます。


広告が表示される場所も、検索連動型広告とディスプレイ広告の大きな違いの 1 つです

検索連動型広告では、あなたの広告は検索結果にしか表示されません。そのため誰かのウェブサイトが閲覧されている間は見込み客との接点はありません。
しかしディスプレイ広告では広告枠を提供しているウェブサイトに広告を表示できるため検索エンジン以外の何百万ものウェブサイトで広告を表示することができます。

また、検索連動型広告とディスプレイ広告では広告のデザインも異なります。検索連動型広告は文字のみで構成され、見出し、説明文、リンク、に加えて、オプションで住所や電話番号を表示できます。ディスプレイ広告は選択肢の多い広告でもあります。さまざまなサイズの広告があり画像や動画を使用できるなど見込み客の注意を引く機会がより多い。

どちらの広告も、それぞれ別の形で新規のお客様を引きつけることができます。インターネット上のさまざまな場所にいる見込み客に向けて、適切な情報を届けましょう。


実践

あなたのビジネスが、ディスプレイ広告をどのように活用できるか考えてみましょう。
見込み客の特徴と見込み客が閲覧していそうなウェブサイトを書き出してみてください。
そして、見込み客にどのような広告を表示したいか考えてみましょう。

参考リンク:【Google アドワーズ】キャンペーンタイプについて (動画)

レッスン③ ディスプレイ広告の運用方法

学習のポイント

ディスプレイ広告の準備を進める上で、ディスプレイ広告を構成する要素をどのように活用できるかを理解しましょう。
・見込み客を絞り込む方法
・対象者ごとにディスプレイ広告運用する方法

説明

ディスプレイ広告の運用方法について
 
ディスプレイ広告は表示するお客様を細かく絞り込めます。例えば、特定の言語を使用する人にのみ広告を表示したり広告を表示する曜日を限定することができます。複数の条件を組み合わせることも可能です。例えば、朝、あなたのお店から10キロ以内の範囲で携帯電話を使用している人に広告を出すよう設定することで、通勤中の地域の人々に絞り込むことができます。もちろん、他にも多くの活用方法があります。ディスプレイ広告特有の絞りこみ機能を見てみましょう。

特定のウェブサイトや、そのウェブサイト上の特定のページ、さらにはページ内の特定の場所など、広告を表示させる場所を指定することもできます。こうした場所は「プレースメント」と呼ばれ、見込み客が訪問しそうなウェブサイトがわかっている場合にはそのウェブサイトに広告を表示することで適切な人に広告を表示できるというものです。

また、より幅広い対象者を狙うことも可能です。映画に関するウェブサイトを運営している場合には、特定のウェブサイトを対象にしなくても「映画」「アート」などの一般的な幅広いテーマに合致するすべてのウェブサイトに広告を表示することもできます。

さらに、閲覧中のウェブサイトと関係なく特定の条件を満たす人々も対象にできるのです。ディスプレイ広告のサービスによっては、性別や年齢による絞込みも可能な場合があります。または、大学のキャンパスにいる人など具体的な場所にいる人を指定することも可能です。さらに、過去に訪問したウェブサイトの履歴に基づき、映画への関心を示した人を対象者とすることもできます。

適切な対象者を見つけることは非常に重要ですが、ディスプレイ広告では実際に表示する広告のデザインも重要です。さまざまなサイズの広告を作れば、広告を表示させる場所を最大限に増やすことができます。ディスプレイ広告では、対象者に合わせた内容の広告を配信する必要があります。そのため、ディスプレイ広告を運用するシステムでは対象者のグループに分けて広告を設定できます。映画監督のインタビューを取り上げた広告を使って、インディーズ映画のファンを対象にしたディスプレイ広告キャンペーンを展開することも可能です。

同時に、通常の映画ファンに向けた広告キャンペーンも展開できます。この広告は、映画館のウェブサイトや映画の口コミサイトに掲載しましょう。映画に行く人が多い金曜日と土曜日など、特定の曜日に広告を限定することも可能です。今週末に見るべき映画のお勧めなど、あらゆる情報を発信できます。

ディスプレイ広告を利用することで、適切な人に適切なメッセージを発信できます
あなたの見込み客が閲覧する可能性が高いウェブサイトに、広告を表示させてみましょう。あなたのウェブサイトに興味を持ってくれそうな人にみてもらって、より多くの訪問者や購入者を取り込めるように、魅力的なデザインの広告つくり、表示する時間や場所を工夫しましょう。また時間と場所によって表示する広告の内容を変えることもできます。理論上、広告を表示する場所が多ければ訪問者を増やすことはできますが、限られた予算の中で、潜在顧客に効果的に訴求できるように工夫を凝らしましょう。

実践

ディスプレイ広告のプランを考え、実施可能なな広告の種類、伝えたいメッセージ、広告を届けたい対象者などを書き出してみましょう

参考リンク:Google ディスプレイ ネットワーク


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